いま一度、生命保険を考える

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生命保険とは・・・

突然ですが、
生命保険とは、いったい何なんでしょう・・・?

「家族に「万が一」のことがあったらどうしよう?」、
「病気やケガをしたときの治療費や入院費は大丈夫?」、
「働けなくなったら生活費や住宅費等はどうしよう?」、
「長生きするのはいいけど、老後の生活資金が心配だ」など等、
上記のような事になってしまった場合に、資金面での負担をカバーするための手段が、生命保険ではないでしょうか。

私たちは、皆それぞれのライフサイクルを考え、様々な人生の目標・目的を設定します。
もし十分に時間があり、しかも計画の途中で何も障害が起こらないのであれば、その目標・目的は達成できるでしょう。
ただ、これは「もしも」という仮定の上での話です。

もしも・・・

人生には、病気・ケガ・死亡・高度障害・要介護状態・就業不能など、人の一生にはたくさんの「もしも」があるものです。
こうした「もしも」が現実に起こってしまった際にお金の面で困らないよう、たくさんの人が少しずつお金を出し合い、集まったお金を「もしも」が起こった人にあげることで経済的に助け合う、これが生命保険です。
つまり、助け合いのチームによる(相互扶助)、『万が一』があった時のお金の解決策なわけです。

現在、日本における生命保険の世帯加入率は、88.7%、その中で、医療保険の加入率は88.5%、生活障害・就業不能保障保険の加入率は12.0%となっている。
また世帯の普通死亡保険金額は平均2,255万円であり、世帯年間払込保険料は38.2万円となっている。
では、実際に保険会社からのお客様にお支払いしている一年間の給付金総額はいくらか?実は、年間23兆円(1日あたり約610億円)ものお金が保険金や給付金として支払われており、多くの方々の生活に役立てられているのです。
次に、実際の加入経路について、見てみましょう。
生命保険会社の営業職員が53.7%、次いで代理店・窓口が17.8%、そして通信販売が6.5%の順となっている。
また加入目的をみると、「医療費や入院費のため」が最も多く、次いで「万一のときの家 族の生活保障のため」、そして「万一のときの葬式代のため」や、「老後の生活資金のため」の順となっている。

参考資料:生命保険協会平成30年度全国実態調査結果

保険セールス

少し保険セールスについて触れたいと思います。
お客様から、どんな保険がいいのとか、外資系はどこがいいのとか。こんな質問を良く耳にします。
こんな時に、違いを説明しようとする人をみかけますが、ちょっと待ってください!
そもそも生命保険とは、問題が起きた時の解決策であるわけで、問題をわからずにしてどっちの解決策がいいかなんて比べられないわけです。
言ってみれば風邪薬と胃腸薬を比べているようなものです。

ほとんどのお客様が、生命保険に対してこのような理解をしています。
我々が根本から理解させないと、話はかみ合わないのではないでしょうか。

「商品」よりもまず「問題」を見る

生命保険を考える前に、問題が何なのかを十分理解させないといけないのではないでしょうか。
ここで気をつけなくてはいけないのは、我々が問題について話をしようとするとき、相手(お客様)が同じ土俵に乗っているかどうかが問題です。
ほとんどの場合、相手(お客様)は保険料で頭が一杯で、聞いているようで聞いていません。
そこで、保険料の仕組みを理解させるのも1つの方法です。
一般的な問題を話してから、相手に当てはめるのも重要です。
一般的に、多くの方が加入している保険を十分理解させることも大事です。
全てではないですが、問題の解決策にならないものに、平気でお金を払っている事の恐ろしさを十分理解させて下さい。
問題が起きてからではもう遅いのです。
それが万が一だけではなく、長生きしても起きる事なのです。

「問題」は、万が一の時にも、長生きした時にも

『本当の不満を感じるのはいつか』、
生命保険について本当の不満を感じるのはいつで、それは誰でしょうか。
もしもの時に生命保険を使う人が、使う時に初めて気づくのではないでしょうか。
もしも一家の主がまだ若いうちに、万が一の事が起きれば、未亡人が初めて生命保険を使うことになり、その時に初めて感じるのではないでしょうか。
毎日の生活を切り詰める事に頭を悩ませる事で不満を感じ、交際範囲や趣味・嗜好を減らす事に不満を感じ、お子さんに与えたい物を与えてやれず、言い訳さがしに不満を感じ、学校、習い事の範囲をどうやってせばめるかで悩ませる時に不満を感じるかもしれません。

また長生きした時に役に立たない保険だとすると、弱い老人になってからはじめて不満を感じるかも知れません。
でもすべてもう取り返しがつかないのです。

一体何故こんな事が起きてしまうのか。
それは、生命保険の必要性や仕組みをよく理解せずに加入を決めてしまったから、ではないだろうか。

ふつう、物を買い替える時は、現状に不満を感じて買うのだが、生命保険の場合はその不満を感じた時にはもう買えないのです。またそれに気付くのはあなたではなく、それを使う人なのです。

確認をしなかった後悔は大きい

生命保険を考えるときに、本当は何の目的を満たしたくて加入するのかを、今一度確認する機会をもって見るべきではないだろうか。
何か起こってからでは内容に文句を言ってももう遅いうえに、亡くなった人は後悔できないのだから、その大切な人のために・・・。

生命保険の営業の仕事は、問題を気付かせることに意義や難しさがあるわけで、商品を売ることではありません。
あらゆるマーケットの問題を研究する事や、解決方法を勉強していけば素晴らしい生命保険の営業職になることができ、お客様からの信頼も得られるのではないでしょうか。

今を変えれば過去も未来も変えられる!