魅力的な人間とは、与えることを常に考えて、自分の願望を叶えてくれることを望みにしてくれる豊かな心の持ち主と言える。
心豊かな人が経済的にも豊かになっていく。
豊かになるために、自分に得になるようコミュニケーションをとったり、相手を操作しようとする人間の話は響かない。
人間は自分に関心がある生き物だ。相手に関心をもった話しならば共感して聞いてもらえる。
他の人と協力してよりよい成果をつくる。その尺度が経済的な豊かさになっている。
豊かさへの鍵は、より価値のあるものになる事である。
今まで使ってきた商品をもっとたくさんのお金を払って買いたいと思うでしょうか?
そんなことはありません。
今まで以上に価値があるからこそ、お金を払って買いたいと思うのであり、これは人間の基本欲求でもあるのです。
また価値ある人はより多くの評価を得るからこそ、その結果報酬がついてくるのです。
つまり、『まず、自己投資を』とはよく聞く言葉ですが、自分の価値を上げることによって収入が上がります。
自分の価値を上げる努力をせずに、ただラッキーに収入が上がり豊かになることは無理があります。
だから豊かさの鍵とは自分の価値を上げることなのです。
では、価値を高める為に必要な要素の一つは、「モチベーションを高める」事である。
ただ、モチベーションを高める以前に、本当にやりたいことを制限されていて、自分が本当はやりたくない事を、やりたい事としているからやる気が出ない場合があります。
分かりやすく例えるなら、フルマラソンの42.195Kmは何故走れるのか?
普通に考えて、ただ走るだけなら5kmだって走らないでしょう。
・ひまだから。
・なんとなく、走ってみたいから。
・新たしいシューズを買ったから試してみたい。
どうでしょう?こういった理由で走る人はまずいません。
しかし、42.195Kmの先にプロポーズする彼女が待っているとしたら。
あるいは、走ることで、夢が叶うとしたら。
何が何でも這ってでも行こうとするでしょう。
つまり、何が目的なのかによって、全くモチベーションが異なるのです。
何のためにそれをするのか?(目的)、何故それをするのか?(理由)。
この2つを、単なる理屈を頭で考えるのではなく、心の中心から考えるようにするのです。
それによって、本当の理由が出てきます。なるべく多くの理由を作る。やらざるを得ない理由を作る。これによりモチベーションが高まります。
次に、「人生の質・結果はどう決まるのか?」というもの…世の中にはこんな2つのタイプの人がいます。
一方の人物は、莫大な富を築き使い切れないほどのお金に囲まれ、はたから見れば言うことなしの人物。
しかし、こうした恵まれた環境にもかかわらずアルコール依存症や薬物依存症になってしまうような人。
一方の人物は、身体的、精神的虐待を日々受けてきた不遇な人物。
しかし、そこから生まれるハングリー精神をバネにして幸せを手に入れるような人。
この違い、一体何が原因なのか疑問に思いませんか?
「何が人生の質・結果を決めるのだろうか?」
ひとつ例を出そう。
ある子どもが両親を殺してしまった。
そして、警察に捕まった時に、殺した理由を『親に虐待されていたから』と語った。
しかし、一方で同じように虐待をされた経験のある俳優は、誰も殺すことなく、仕事で成功して億万長者になった。
このように、同じ境遇で同じ経験をしても、結果は違ってくる。
ここで伝えたいことは何か?
人生の質・結果は、境遇や経験で左右されるものではなく、自らの感情をコントロールすることで変えることができる、ということだ。
「結果は境遇や経験に左右されない。感情をコントロールすれば変えられる」
確かに考えてみればそうですね。
一見、成功者というのは最初から資産があって、というようなイメージを持ちますが、生まれが裕福でなくとも、大きな成功を収めた人は数多くいます。
例えば、元ZOZOの前澤友作さんなんかは、一般家庭で生まれ育ちながらも、今では純資産2000億円を超える、日本を代表する資産家になっていますし、
ソフトバンクの孫正義さんも生まれた当時は超極貧で、家畜や鉄くずのほかに、密造酒を作ってぎりぎりの生計を立てていましたが、今では、日本トップクラスの資産家になっています。
ということは、これってものすごい衝撃の事実であり、チャンスだと感じませんか。
生まれた境遇や育ちは関係なく、才能や能力、努力、方法などではなくて、自らの感情をコントロールすることで、自分の思い通りの結果を手に入れられるということなのです。
そして最後に、個人とチームとでは成長のパフォーマンスが異なります。
まず、「チーム」と「グループ」は全く違うものですが、多くの人は、あまり違いを意識せずに使っているのではないでしょうか。
例えば、「ラグビー・チーム」と「ラグビー・グループ」では、同じラグビーの集まりでも全く違う印象がします。
また、旅行ツアーの「グループ」を考えるとわかりやすいでしょう。
たまたま集まった人同士で、お互いに、コミュニケーションを図る必要も無いし、個々で目標を達成していれば良いのです。
一方、チームには3つの要素が必要です。
1.共通の目標
チームが一丸となって達成する目標
2.チームへの貢献意識
チームの達成目標に向けて奉仕をする意識。
3.コミュニケーション
メンバー相互の理解や情報伝達をする手段がある。
この3つが無ければ、チームとは呼べません。そして機能的なチームになると、明らかに個人の能力を上回ったパフォーマンスを発揮できるようになるのです。
加えて、強いチームとなるにはさらに
1.チームでのミッション(使命)
2.ビジョン(達成したい目標)
3.バリュー(チームで重んじる価値観)
4.ルール(価値観を支える行動指針)
5.リチュアル(独自の儀式):ゲンを担ぐなど。
といった5つの要素が必要となります。
もちろんこれらは、項目を掲げるだけでは強いチームにはなれません。規律をもって守ることが、チームの強さとなるのです。
自己成長する為に欠かせないものとして、いくつかあげさせて頂きましたが、いかがだったでしょうか。
心を豊かにし、その豊かさが価値を上げ、目的意識を持ち続ける事と、そして感情をコントロールする事で、ある一定の成果は達成できるでしょう。だが、成長の基準が更に高いところにあるのなら、チームで成長する事が、1番なのです!
『今を変えれば過去も未来も変えられる』