「食品ロス対策」を意識することによる食費節約効果とは!?

みなさん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの岡本まど香です。

最近よく耳にするようになった食品ロス問題、SDGsのテーマとなっている持続可能な世界を考えるためにも食材や食品を無駄なく使っていくことが世界共通の課題となっています。
日本では食糧があるという当たり前の反面、世界では貧困や紛争などの様々な要因で食糧不足に苦しむ人が多くいます。
その他にも、食品ロスを減らすことで大量の食べ物の無駄を防ぐだけでなく、「温室効果ガス」の抑制や「水資源の確保」などの環境を守ることや「食育」「健康」の促進となり、そして「貧困問題」を減らすことにつながります。

私たちの食費は家計の支出の4分の1にあたると言われています。
食品ロスを減らすことで食費節約につながっていきます。
そんな環境にもお財布にも優しい、食品ロスの削減方法を紹介していきます。

食品ロスとは?

食品ロスとは、本来食べられるのに廃棄される食品の事です。

日本では年間2531万トン(※1)の食品廃棄物などが出されています。
そのうちまだ食べられるのに捨てられる食品は年間600万トン(※2)に及びます。
世界では食糧廃棄量は年間約13億トン、人の消費のために生産された食料のおおよそ3分の1を廃棄(※3)しています。
にもかかわらず、世界中には十分な食料が与えられず飢えに苦しんでいる人がいるということが現状です。

※1 環境省「我が国の食品廃棄物等及び食品ロスの発生量の推計値(平成30年度)の公表について」
※2 農林水産省「食品ロス量(平成30年度推計値)について」
※3 国連食糧農業機関(FAO)「世界の食料品ロスと食料廃棄(2011年)」

家庭当たりの食品ロスは?

日本の食品ロスは年間600万トン、その中で家庭から発生する量は約280万トン。
日本人の1人当たりに換算すると食品廃棄量は約47㎏。
これは毎日お茶碗1杯分(130g)のご飯を捨てていることになります。

毎日ご飯をよそって、そのままゴミ箱に捨てる。
実際そんなことをされている方はいないと思いますが、これと同じようなことをしているということになります。

さらにそれをお金で換算してみます。
お米10キロが3,600円とするとお茶碗一杯の値段は1g当たり0.4×130gで「52円」になります。毎日52円を捨てていることになるので、これを1年にすると19,890円になります。4人家族なら75,920円、5人家族なら94,900円にもなります。
食品ロスを防ぐことが食費の節約にもつながることになります。

では、食品ロスを減らすために私たちができることは何か考えていきましょう。

食品ロスを減らすために私たちができること

食品ロスは「買いすぎ」「期限切れ」「食べ残し」が主な原因となります。

チラシの特売を見てまとめ買いをしたけど結局使い切れず捨ててしまったり、買ったことを忘れてストックなどの棚の奥から賞味期限の切れのもの乾物や調味料がでてきたり、冷蔵庫や冷凍庫の奥から小分けにしておいた食材がでてきたりいう経験はないでしょうか。
食品や食材を無駄にしないためにも気を付けるポイントを挙げていきます。

「買いすぎ」の対策ポイント

  • 買物前に食材をチェックしている
  • 必要な分だけを買う
  • 買い物に行く頻度を減らす
  • 冷蔵庫や食品庫を整理整頓して見えるようにする

「期限切れ」の対策ポイント

  • 食品の劣化を防ぐために適切な保存方法で保存をする
  • 一度に食べきれない野菜は冷凍や乾燥など下処理をしてストックする。
  • 使う頻度少ない調味料などは自宅で手作りをする

「食べ残し」の対策ポイント

  • 食べきれる量を作る
  • 外食時に小盛りやハーフサイズを活用し、食べられる量だけを注文する
  • 食べきれない料理は、持ち帰れるかお店の人に確認をする

そのほかにも……

野菜など根元を切り落としすぎないようにする、皮をできるだけ薄くむく、捨ててしまいがちな野菜の皮も調理して食べる。
レシピ検索サイトcookpadには冷蔵庫の残った食材を活用したレシピや食品を保存する方法なども載っているので参考にしてみるのもいいでしょう。
そして、賞味期限の新しい陳列の奥の商品を取らず、手前から購入することも食糧廃棄の減少につながります。

一人一人の小さな行動や意識が食品ロスの大きな削減につながります。
そして家計にも節約といううれしい影響をもたらしてくれます。
ぜひ実践できることから始めましょう。

【執筆者プロフィール】

岡本まど香
2級ファイナンシャルプランナー・ キッズマネーステーション認定講師
兵庫県在住。二児の母。法律事務所で勤務したことがきっかけで、ファイナンシャルプランナーを目指しGift Your Life 入社。自身も結婚、出産、離婚、介護など様々なことを経験。お金のことを考える大切さを伝えるため、年間50回以上の企業向けなどのマネーセミナーに登壇し、積極的に活動を行っている。個別のコンサルティングは、一人一人に寄り添ったファイナンシャルプランニングが好評。2児の高校生を持つ母親として、現在は子育て×仕事×プライベートをフルパワーで謳歌中。著書に「お金の女子大全」がある。

~キッズ・マネー・ステーションとは~

「見えないお金」が増えている現代社会の子供たち。物やお金の大切さを知り「自立する力」を持つようにという想いで設立。全国に約160名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行う。2018年までに1000件以上の講座実績を持つ。
http://www.1kinsenkyouiku.com/